駆け出し税理士の徒然日記

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ビジネスがある程度うまくいくと多角化を検討されることがあるかと思います。

本業と関連する分野に進出したり、既存の顧客に新しい商品を販売していく分にはあまり問題がないのですが、新しい市場かつ新しい顧客層をターゲットとする多角化の場合には注意が必要です。

それは多角化により進出する市場に対する理解が不足しているため、誤った投資判断を行う可能性が高いからです。

以前このブログで「好調な会社の社長の共通点」という内容を掲載しましたが、ビジネスを成功させる上で「自社の属する市場・マーケットをよく理解している」ということは必要条件だと思います。

そもそも既存事業がうまくいった理由の一つに「自社の属する市場・マーケットをよく理解している」ということがあったはずです。

注意していただきたいのは私は決して多角化に反対しているわけではありません。

多角化により進出する市場・マーケットをよく分析・理解したうえで投資判断を行っていただきたいと思っているだけなのです。

多角化に失敗している会社は勢いや甘い判断でその市場に進出しているケースが多いですし、多角化の失敗により本業にまでダメージを受け、業績が厳しくなるケースもありますので、前述したことを念頭に置いたうえで投資判断を行っていただければと思います。