2011年12月19日

固定観念

弁護士や会計士試験に合格された方の就職難についての記事が掲載されることがあります。どの士業でも同じだと思うのですが、本件に関する私見を述べたいと思います。

まず、申し上げたいのは、弁護士事務所や監査法人に就職しなければいけないという固定観念(先入観といった方が的確かもしれません)を持った方(合格者の方も既に弁護士や会計士として活躍されている方もです。)があまりに多いということです。確かに今までに勉強してきたことを活かすという意味においては正しいと思います。

しかし、例えば企業内で活躍する道を選択してもよい訳ですし、全く違う道で、極端なことを申し上げれば起業してもよい訳です。費やした時間はある意味埋没原価です。従って、理論的には将来の意思決定にあたって考慮する必要はありません。

そもそも資格を取得したから一生安泰だという時代ではありませんので、むしろ様々な経験をすることによって自らの道を切り開く方が可能性が広がるかもしれません。

私自身は結局のところ税理士を開業していますが、民間企業に15年以上勤務していました。税理士試験に合格したのは15年前ですから、登録するまでにはかなりの遠回りをしていますし、いわゆる事務所での経験はあまりありません。ただ、閉鎖的な業界にあって違うものの見方をできる、違った視点からお客様を支援させていただけると考えたからこそ開業した訳です。

人生一度きりです。固定観念にとらわれず柔軟な発想で自分自身の進路を決めればそれでよいと思います。


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Posted by 税理士細川誠哉 at 07:25│Comments(0)その他
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