2012年09月22日

ルネサス官民で買収に思う

今朝の日経新聞にルネサスエレクトロニクス社に対し、トヨタ自動車、パナソニック等が産業革新機構と組んで1,000億円超の共同出資を行う方向で調整に入ったとの記事が掲載されています。

記事を読むと出資の目的は「半導体を安定的に調達するため(本当の意味は技術の流出を防ぐためなのかもしれませんが...)」とありその意味はわかるのですが、設立されてから7年連続赤字の会社で2013年3月期も1,500億円の赤字が見込まれる会社ですから早急に収益体質の変換ができなければまたすぐに同じことが起こるように思います。

マイコンを搭載している最終製品がコモディ化しているものが多いためマイコンそのものの価格を上げることは難しいでしょうから極端な話、コスト削減によって利益を確保するしかありません。

しかしながらコスト削減には限界がありますから結局のところ単なる問題の先送りであるように思えてしまうのは私だけでしょうか。

エルピーダも国策半導体会社でしたがあのような結果になっていますしね。

目先のことも当然大事ですが、経済産業省には先を見据えた対応を期待したいと思います。

ルネサス官民で買収に思う


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Posted by 税理士細川誠哉 at 09:10│Comments(0)ビジネス
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