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2012年11月11日

グラビティ理論

今日はワールドビジネスサテライトでおなじみの伊藤元重先生の講演を聴講しに行ってきましたicon42

講演のタイトルは「日本経済の構造変化と地域活性化」で松山大学・日本経済新聞・関東愛媛県人会の共催。

ちなみに私は愛媛県には趣味の城郭めぐり(今治、松山、大洲、宇和島)に行ったことがあるくらいで今のところ特にご縁はありませんface11

講演の内容は歳入が40兆円で歳出が90兆円という今の日本の危機的状況の話や今後の日本を引っ張っていく産業は素材、部品、製造機械だというお話、TPPのお話と多岐に渡ったのですが、私が最も興味を持ったのは「グラビティ理論」の話。

「グラビティ理論」とは、「2国間の貿易量は、経済規模が大きく、距離が近いほど大きくなる」という考え方で、「物体の間に働く引力(グラビティ)は、物体の質量の積に比例し、物体間の距離の2乗に反比例する」という、ニュートンの万有引力の法則をヒントとして、物体を国に、引力を貿易量に、質量や距離を国の経済規模や国と国との間の距離などに置き換えて構築された理論のことです。

例えば日中間の貿易規模は日米間の貿易規模を上回っていますが、その理由もこの理論により説明することが可能です。

この理論によれば今後日本はアジア諸国の経済成長により日本とアジア諸国間の貿易規模は増加していくことになります。

どちらかというと将来に対する悲観論が多い昨今ですが、なるほどこれは一理あるなと思いました。

以前はマクロ的な講演にも足を運んでいたのですが、最近はご無沙汰していましたのでこういった学者の方の講演も聴講して日本のマクロの動きも押さえてきたいと思います。
  


Posted by 税理士細川誠哉 at 23:37Comments(0)ビジネス