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2012年07月28日

損益分岐点分析

損益分岐点とはその名のとおり損益がトントンになる点、すなわち売上高と総費用が一致する点をいい、損益分岐点売上高とは利益も損失も生じない売上高のことを意味します。

損益分岐点売上高を求めるためには費用を固定費(売上高にかかわらず発生する費用のことで、事務所の家賃や人件費等がその代表例です)と変動費(売上高に比例して発生する費用のことです)に分解する必要がありますが、自社の費用ならいざ知らず他社の費用を固定費と変動費に分解するのは難しいですよね。

そこで勘定科目によって固定費と変動費を分ける方法を使ったりしますが、業種によって多少分け方も異なってきたりします。

算式で書くと、「損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動比率)」、「変動比率=変動費÷売上高」 となりますが、

この手の算式は普段から使っていないとすぐに忘れてしまいますよね。

この手の算式は数式として覚えるよりも図で理解してしまうに限ります。



中学校で習った一次関数を思い出して下さい。

縦軸を総費用、横軸を売上高とすると売上高はy=xであらわすことができます。

総費用のうち固定費はつねに一定額になりますから「b」、変動費率(傾き)をaとすると、y(総費用)=ax+bであらわすことができます。

損益分岐点とはこの交点を求めることですから「y=x」と「y=ax+b」をxについて解いた答えがこの算式になるわけです。

何だかよくわからないなという方も多いかもしれませんが、経営者が自社の損益分岐点売上高を知ることは大事なことだと思いますので、計算したい・知りたいという方は顧問税理士の方にご確認いただければと思います。
  


Posted by 税理士細川誠哉 at 21:29Comments(0)ビジネス